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【01月24日 KOREA WAVE】韓国京畿道金浦市(キョンギド・キンポシ)のマンションが高度制限規定に違反して使用承認を受けられていない問題で、入居予定者に被害が波及している。

計8棟、399室のマンションは金浦空港から3~4キロしか離れていないため空港施設法の高度制限対象となり、高さ57.86メートル以下でなければならない。ところが、このうち7棟の高さが基準より63~69センチ高く、金浦市から使用許可を受けられなかった。

空港公社は2019年に高さ制限があることを建設会社側に知らせていたが、金浦市は監理士が制限オーバーに気付きながら指摘しなかったとみている。

引っ越し準備していた入居予定者たちは入居できなくなり、子どもの学校入学やローン償還などの支障が生じたとして対策作りを要求している。「臨時使用承認だけでも」と要請しているが、市は高さを調整する再施工の後、使用検査をする方針だ。

ある入居予定者は「子どもが2人いるが、入居が延ばされ、学校と幼稚園の入学自体が難しくなった。短期の賃貸アパートやワンルームを探しているが、見つけられずにいる」と困惑している。

市関係者は「住宅法違反などの疑いで関連会社などを警察に告発する。違約金や臨時宿泊費の支援など住民被害補償についても監督する」と話した。

マンションの高さを下げるためにはエレベーターなどと関連した再施工が必要とされ、工事には少なくとも2カ月かかるとみられている。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News