【1月23日 AFP】ウクライナ地方当局は23日、ロシア軍が22日からの夜間に首都キーウをはじめ各地にミサイル攻撃を行い、合わせて6人が死亡、70人以上が負傷したと明らかにした。

 ウクライナ軍のワレリー・ザルジニー(Valery Zaluzhny)総司令官は、ロシア軍が発射したのは巡航ミサイルや弾道ミサイルなど計41発で、うち21発を撃墜したとSNSで発表した。

 首都キーウに駐在するAFP特派員は夜間、空襲警報のサイレンが鳴り響いた後、防空システムがロシア軍のミサイルを撃墜したと思われる大きな爆音が何度も鳴り響くのを聞いた。

 被害が最も大きかったのは、ロシアと国境を接する東部ハルキウ(Kharkiv)州で、知事によると5人が死亡、51人が負傷した。

 ドニプロペトロウシク(Dnipropetrovsk)州知事も、同州パウロフラード(Pavlograd)で1人が死亡、1人が負傷したと明かした。

 またキーウのビタリ・クリチコ(Vitali Klitschko)市長によると、同市内では20人が負傷。うち13人が病院に搬送され、女性1人は集中治療を受けている。ある集合住宅内では不発弾が見つかり、住民が避難しているという。(c)AFP