【1月23日 AFP】映画『夜の大捜査線(In the Heat of the Night)』で知られるカナダ人映画監督、ノーマン・ジュイソン(Norman Jewison)さんが死去した。97歳。広報が22日、明らかにした。

 長いキャリアではさまざまなジャンルの作品を手掛け、スティーヴ・マックィーン(Steve McQueen)、デンゼル・ワシントン(Denzel Washington)、シドニー・ポワチエ(Sidney Poitier)、シェール(Cher)ら大物俳優と仕事をした。

 代表作の一つ『月の輝く夜に(Moonstruck)』に主演したシェールは感謝の意をSNSに投稿した。

 ジュイソン監督は元々はテレビ業界で働いていたが、1960年代にコメディー作品『40ポンドのトラブル(40 POUNDS OF TROUBLE)』でトニー・カーティス(Tony Curtis)と組み、映画界にデビューした。

 1966年の『アメリカ上陸作戦(THE RUSSIANS ARE COMING, THE RUSSIANS ARE COMING,)』で、アカデミー賞(Academy Awards)作品賞に初ノミネートされた。

 67年には『夜の大捜査線』がアカデミー賞の作品賞に選ばれ、主役のロッド・スタイガー(Rod Steiger )が主演男優賞を受賞した。ジュイソンさんは監督賞にノミネートされたが受賞はならなかった。(c)AFP