【01月22日 KOREA WAVE】
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韓国の成均館(ソンギュンガン)大学の研究チームが昨年、奇形精子症や乏精子症などの不妊症を経験し、最近10年以内に細胞質内精子注入術など不妊手術を経験した男性8人に実施したインタビューが、韓国保健社会研究院の学術誌「保健社会研究」最新号に掲載された。

不妊とは、12カ月以上、避妊具なしに正常な性生活を送り、妊娠を試みても妊娠に失敗する場合を意味する。男性不妊患者は増加傾向にあり、保険適用を受けた患者は2017年の5203人から2021年には6万5900人へと約12倍増加した。

インタビューで、男性たちのほとんどは、自分が不妊症だという事実を受け入れがたく、恐怖と漠然とした気持ちを感じたと答えた。

社会的視線が負担になるという意見もあった。1人は「不妊施術の結果に対して過度な好奇心を持った知人たちから繰り返し質問を受け、負担を感じた。私が望んで試験管施術を受けているのだから同情される理由がない」と話した。

また、ほとんどが不妊と診断された後、恥ずかしさを感じたと答えた。社会で要求される男性性を喪失したような気持ちになったからだ。

社会生活と並行して施術を受けるのが難しいことも浮き彫りになり、「施術日程は直前に決まるので休暇を会社に事前告知するのが難しかった。勤務先に不妊休暇がないので年休を使わなければならなかった」と訴える人もいた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News