「ピカチュウ」「シナモロール」…韓国・卒業式を変えたセルフ花束
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【01月20日 KOREA WAVE】韓国では1~2月、幼稚園と学校の卒業シーズンを迎える。例年なら花卉業界は「花束特需」で盛り上がるが、最近は花の価格も値上がりし、生花の代わりにおもちゃやせっけん、キャンディーなどでセルフ花束を作る保護者が増えている。
韓国農水産食品流通公社によると、1~12日の切り花(販売用に根を切った花)のフリージアは平均4117ウォン(1ウォン=約0.11円)で、昨年同期の3770ウォンより約9.2%値上がりした。フリージアの花言葉は「新たな始まりを応援する」で、卒業式でよく使われる。
こうした状況を受けて、オンラインコミュニティには卒業式の花束を安く作ったというレビューが1日に数十本上がってくる。セルフ花束の作り方を紹介するユーチューブ映像の再生回数も9万回を超えた。
イ・ヒョウンさん(37)は京畿道龍仁市(キョンギド・ヨンインシ)の生活用品販売店でチョコレート、シナモロールのキャラクター人形、リボンのひも、包装紙などを購入。約1万8000ウォンを支払った。花屋で卒業式の花束を見たら5万ウォンしたそうで、イさんは「苦労しても子どもが喜ぶ人形やキャンディーで花束を作った方が良いと思う」と話した。
材料や製作方法はオンライン上で共有された資料を参考にし、セルフ花束は約45分で完成。イさんは「下手だが、楽しくて胸がいっぱいになった。子どもに喜んでもらいたい」と話した。
ソウル市蘆原区(ノウォング)のソ・ジョンジンさん(38)も息子の幼稚園スポーツ団入団式を祝うため「ピカチュウ花束」を作った。息子は「うわ、ポケモンだ」と大喜びしたといい、子どもたちの反応も良いようだ。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News