閑散としたソウルのあるマートベビー用品販売コーナー=写真は記事の内容と無関係(c)news1
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【01月19日 KOREA WAVE】韓国で少子高齢化の深刻化に伴い、大型マートの成人用おむつの売り上げ成長の勢いが子ども用おむつを上回ったことがわかった。

おむつ全体の売り上げで成人向けが占める割合は10%前後と大きくはないが、人口構造の変化が市場にも影響を及ぼし、流通業界の販売戦略も変化している。

食品医薬品安全処によると、昨年の成人用おむつの輸入量(重量基準)は2万5532トンで、子ども用輸入量(2万2954トン)より2578トン多いことがわかった。

2022年の成人用と子ども用の売上高に比べ、差が倍以上広がった。高齢者の増加にともない成人用おむつの需要が増えた結果と分析される。

大型マートの前年比おむつの売り上げ伸び率でも成人向けは成長傾向を見せている。Aマートで成人用おむつの売り上げ伸び率は2022年25.4%、昨年は横ばいである半面、乳児用おむつは2022年-1.7%、昨年-6.6%で2年連続で減った。

Bマートの成人用おむつの売り上げ伸び率は2022年10%、2023年15%だった。乳児動おむつは2021年と昨年の売り上げが横ばいで、2022年だけは15%増えた。

イーマート関係者はこれに対して「2022年幼児用おむつの売り上げの伸びはエンデミックにオフライン消費が活性化した影響だ。成人用おむつの売り上げ伸び率が増え続けている」と説明した。

Cマートの成人用おむつの売り上げ伸び率は2021年5%、2022年12%、昨年13%と毎年大きくなった。乳児用おむつが2021年25%から2022年22%、昨年は横ばいで、成長幅がやや鈍化したのと対象的な傾向だ。

これとともにシニア商品群の中で衛生用品、成人用健康機能食品が前年比売り上げ伸び率最上位を占めた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News