ソウル市内のある大型マートに陳列されているサムギョプサル(c)news1
ソウル市内のある大型マートに陳列されているサムギョプサル(c)news1

【01月19日 KOREA WAVE】韓国の農林畜産食品省が脂身だらけのサムギョプサルの流通を防ぐため配布したマニュアルの効果が注目されている。マニュアルによると、一般のサムギョプサルは脂身を1センチ以下、皮付きサムギョプサルは1.5センチ以下に手入れしなければならない。

ことの発端は、仁川市弥鄒忽区(インチョンシ・ミチュホルク)の故郷愛寄付制(韓国版ふるさと納税)だった。返礼品のサムギョプサルがほとんど脂身だったため炎上し、政府が昨年3月に配布したマニュアルを再び配る騒動になった。

消費者はマニュアルを歓迎している。ソウル市瑞草区(ソチョグ)の30代消費者は「以前『1等級韓豚』をスーパーで買ったが、半分は脂肪で焼いたら油だけが残った。マニュアルは数値を示した点が良い」と話した。

今月11日、永登浦区(ヨンドゥンポグ)の大型スーパーで点検すると、大多数の商品は良好な水準に見えたが、脂身が2~3センチもあるものも一部にあった。

新吉洞(シンギルドン)の焼肉屋の経営者(54)は「以前は脂身ばかりの肉が多く、特にセールの時はひどかったが、今はだいぶなくなったようだ」と評価。文来洞(ムンレドン)に住む主婦(64)も「スーパーの肉が最近良くなった」と高い点数を付けた。

ただ、脂身が少なくなり、商品化できる豚肉の量が減れば、サムギョプサルの価格が上昇しかねないという懸念も出ている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News