【1月18日 AFP】英王室は17日、チャールズ国王(King Charles III、75)が前立腺肥大の治療を受けるため来週入院すると発表した。また、ウィリアム皇太子(Prince William)の妻、キャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales、42)も16日に入院して予定されていた腹部の手術を受け、成功したと明らかにした。

 バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)とケンジントン宮殿(Kensington Palace)がそれぞれ90分差で発表した。王室メンバーの健康状態に関する情報開示は異例。

 バッキンガム宮殿によると、チャールズ国王の前立腺肥大は良性で、公務を離れるのは短期間にとどまる見通し。

 良性の前立腺肥大は50歳以上の男性によく見られる症状で、チャールズ国王は周囲の男性に同様の症状があれば検査を勧めたいとして、自らの診断の詳細を熱心に尋ねたという。

 一方、ケンジントン宮殿によると、キャサリン妃の手術もがんには関係ないが、今後最大2週間入院し、退院後も療養する。公務への復帰は復活祭(3月31日)以降になる見込みだという。

 映像はチャールズ国王とキャサリン妃の資料映像と、同妃が入院している病院、17日撮影。(c)AFP