写真は記事の内容とは関係ありません=gettyimagesBank(c)MONEYTODAY
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【01月16日 KOREA WAVE】子どもたちを育てている上の階の部屋に対して、騒音を抗議したが「マット施工費を半分くれ」というとんでもない要求をされたという話が伝えられた。

韓国のあるオンラインコミュニティでこのほど「上の階の部屋に4~5歳くらいの男の子2人がいる家族が住んでいる。初めて引っ越してきた時、おもちゃの車に乗って走り回り、警備室と管理室に苦情を入れた」との投稿があった。

苦情を受け付けた管理室側は、投稿者の上の階の子どもたちがマットの敷かれていない床でおもちゃの車に乗って遊ぶ姿を目撃したという。

投稿者は引き続き抗議したが、変わることはなかった。我慢できなかった投稿者は管理室で上の階の住民と話し合った。上の階の住民は「マットを敷くと子どもたちの脊椎に良くない」などと、とんでもない言い訳を並べ立てたという。

投稿者は「とにかく『マットを敷いてほしい』と頼んだら、向こうは『考えてみる』と言った。それから2年ほど経ったが、相変わらず走り回っている。ドアもがちゃがちゃ閉めるし、大人たちは足をドンドンと鳴らしながら歩く。以前よりひどい」と話した。

このため投稿者は管理室で上の階の住民に再び会って話し合った。上の階の住民は「マット施工費の50%を払ってほしい。施工した後はどんな苦情も入れるな。苦情を言ったらマットをすべて取り外す」という条件を掲げたという。

投稿者は「生まれてこの方、他人の金で自分の家にマットを敷くという発想をする人間に出会うとは。理性的な対話ができないし、暴言を吐くだけ。上下の部屋同士の騒音をどうすれば解決できるのか。管理所長は「お金を出してやって、楽に暮らしてはどうか」と助言したという。

環境省が2012~21年の層間騒音事例6万9272件を分析した結果、原因としては「走ったり歩いたりする音」が67.7%(4万6897件)で最も多かった。▽ハンマーを使う音4.7%(3247件)▽家具を引きずる音3.9%(2674件)▽テレビなど家電製品の音2.8%(1928件)▽ドア開閉音2%(1404件)の順だった。

環境省と国土省は昨年、共同住宅の階間騒音基準を強化した。基準値を超過した騒音が引き続き発生すれば、環境省中央環境紛争調停委員会や国土省共同住宅管理紛争調停委員会などを通じて被害賠償を受けることができる。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News