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【01月16日 KOREA WAVE】韓国江原道江陵(カンウォンド・カンヌン)の病院で、患者の付添人が地域医療関係者を蔑視する発言をしたり暴れ回ったりする事件が起きた。江原道医師会は政府に対策作りを要求した。

江原道医師協会と警察などによると、今月7日未明、江陵市のある病院の救急室に、女性患者と付添人がやってきた。患者の状態を見た救急専門医が「転倒事故で頭がひどく腫れ、頭蓋骨骨折や頭蓋骨内出血の可能性がある」として、コンピューター断層撮影(CT)の必要性を訴えた。

これに対し、付添人は「この程度のことで、なぜCTを撮らなければならないのか」「口の利き方が生意気だ」と激しく騒ぎ立てた。付添人は酒に酔っており、医師の胸を拳で殴ったりもした。

付添人の暴行が1時間近く続いたため、救急救命室の業務が麻痺した。

通報を受けて出動した警察は、付添人を暴行や救急医療に関する法律違反の疑いで立件する一方、防犯カメラなどをもとに捜査に乗り出した。

この件に関連して江原道医師会は9日、声明を通じて「診療現場で発生する医療スタッフへの暴行防止のため、法律制定と常時保護体系を確立することが急務だと考える」と政府に注文した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News