【1月16日 AFP】11月の米大統領選に向けた各州・領における共和党の候補者選びで初戦となるアイオワ州党員集会が15日に開催され、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領が勝利を確実にした。

 トランプ氏は同日、国民に向け「わが国が団結する時がきた」と語った。

 同州はこの日、冬の嵐に見舞われ、トランプ氏やニッキー・ヘイリー(Nikki Haley)元国連(UN)大使、ロン・デサンティス(Ron DeSantis)フロリダ州知事の各候補は投票前最後のイベントの中止を余儀なくされた。代議員は氷点下となる中、州内1600か所強の集会所を訪れた。

 大手メディアは投票開始の30分後には、トランプ氏勝利を報じた。出だしの段階でトランプ氏がほぼ4分の3の票を獲得したもようだ。

 トランプ氏は一連の民事・刑事裁判を抱えており、支持率に悪影響を及ぼすか注目されていた。しかし、アイオワ州での勝利で「ときの声」を上げ、今後の選挙戦に向け勢いをつける形となった。

 共和党の全国の代議員に占める同州代議員の割合は2%に満たず、他の州での勝利を約束するものではないが、初戦での快勝は23日のニューハンプシャー州、2月のネバダ、サウスカロライナ両州での予備選に向け優勢を保つため必須だった。2016年のアイオワ州党員集会では、トランプ氏は2位にとどまっていた。(c)AFP/Camille Camdessus with Frankie Taggart in Washington