【1月15日 AFP】サッカースペイン・スーパーカップ(Spanish Super Cup 2024)は14日、サウジアラビア・リヤドで決勝が行われ、ビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)がハットトリックを決めたレアル・マドリード(Real Madrid)が4-1でFCバルセロナ(FC Barcelona)を下し、優勝を飾った。

 ビニシウスの前半でのハットトリックとロドリゴ(Rodrygo Silva de Goes)の4点目で大勝を締めくくったレアルは、これで13回目の大会制覇を達成し、昨年の決勝で敗れたバルセロナに雪辱を果たした。

 カルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は「(ビニシウスは)ベストのレベルへ戻るのに2、3試合必要だったが、そこへ戻ってきた」とコメント。ミゲル・ムニョス(Miguel Munoz)氏の最多14個に次ぎ、ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)氏と並ぶクラブ11個目のトロフィーを獲得したことについては「うれしいが、12個目を目指さないといけない」とクラブの公式TVで話した。

 一方で最多14回の優勝を誇るバルセロナは、昨年と同様に優勝で最高の1年のスタートを切りたいところだったが、序盤からビニシウスに2点を許すと、ロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が1点を返したが後半途中にはロナルド・アラウホ(Ronald Araujo)が退場し、完敗を喫した。

 シャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督はモビスターTV(Movistar TV)に対して、「残念だし、悲しい。これがサッカーだし、きょうはわれわれがこのスポーツの苦い側面と向き合わなくてはならない」とコメントした。

「試合前は多くの期待を抱き、気持ちも盛り上がっていたが、最悪の試合になってしまった」 (c)AFP