遠藤航がアジア杯制覇に意欲、優勝してクロップ監督待たせる
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【1月14日 AFP】サッカー日本代表で主将を務める遠藤航(Wataru Endo)が13日、アジアカップ(2023 AFC Asian Cup)のチーム開幕に向けて、所属するリバプール(Liverpool FC)のユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督を待たせることになったとしても、優勝を勝ち取りたいと話した。
5回目のアジア制覇を目指す日本代表に合流している遠藤は、最長で2月中旬までイングランド・プレミアリーグのリバプールに戻れない。クロップ監督は今月、遠藤とアフリカネーションズカップ(Africa Cup of Nations 2023)に出場するエジプト代表のモハメド・サラー(Mohamed Salah)について、あまり代表戦での成功は祈っていないと冗談交じりに語っていた。
それでも遠藤は、クロップ監督を少し長く待たせたいと考えている。優勝候補の日本がチーム初戦のベトナム戦に向けて準備する中で、遠藤は「もちろん監督は冗談でそれを僕に言っていたというところで、そうやって監督に自分が求められていることに対してはうれしく思う」とした上で、「キャプテンとして優勝するためにここにいるので、とにかく今は優勝トロフィーをクラブに持って帰ることを意識してやっていきたい」と話した。
昨年夏にドイツ・ブンデスリーガ1部のVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)からリバプールに加入した遠藤は、主力としての地位を確立。リーグ首位やフットボールリーグカップ(England Football League Cup 2023-24)、FAカップ(FA Cup 2023-24)、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)の勝ち上がりに貢献し、12月にはチームの月間最優秀選手に選出された。
日本代表でも、カタールW杯(2022 World Cup)後に引き継いだ主将として、優勝のカギを握っている。
遠藤は「今までとあまり変わらない。コミュニケーションを取ることが大事だし、選手ともそうだしコーチングスタッフとのつなぎ役じゃないけど、橋渡しになればいい」と話し、「大会をやっていく上で自分が何か行動か発言かしないといけないタイミングがあれば、タイミングを見計らってそういう発言、行動ができればいい。現状はいい準備ができていると思うので、今まで通りやっている」と続けた。
今回の代表では、足首を負傷した三笘薫(Kaoru Mitoma)もメンバー入りした。森保一(Hajime Moriyasu)監督は、三笘はベトナム戦を欠場するが、イラクとの第2戦では復帰する可能性があると話している。(c)AFP