【1⽉20⽇ Peopleʼs Daily】2023年には江西省(Jiangxi)の篁嶺村、浙江省(Zhejiang)の下姜村、甘粛省(Gansu)のジャガナ村、陝西省(Shaanxi)の朱家湾村が国連世界観光機関(UNWTO)の「ベスト・ツーリズム・ビレッジ(BTV)」リストに追加され、中国にある「最優秀観光村」は世界最多の計8か所になった。UNWTOがBTVの選出を始めたのは2021年で、中国の農村部は国外により多く知られることで、世界が中国を知る窓としての役割がさらに重要になった。

 江西省の篁嶺村は独特の「天日干しの景観」で知られる。秋になればトウガラシ、トウモロコシの穂、もみ、緑豆などによる赤、黄、緑の美しい図案が、古い家々の屋根の上に出現する。人々の素晴らしい生活を示す生き生きとした光景だ。篁嶺村は数年前に国際観光名村村長サミットを発起し、フランスやオランダなどの名村の関係者と対話するなどで、国際的な影響力を増しつつある。

 しっくい壁、濃紺色の瓦、伝統的な破風飾り、小川と橋――。古い建物は安徽省(Anhui)の西遞村住人の心の宝物だ。この村は2021年にBTVに選ばれた。村には明代から清代にかけてのほこらが3か所、集落の入口の門である牌楼が1基、古民家が224棟ある。西逓村委員会の胡傲立(Hu Aoli)主任によると、村は観光業を活性化するために会社を設立し、無形文化遺産や農耕文化を体験できる施設を作った。村は今、「風景を売る」から「文化を売る」へと華麗な転身を遂げつつある。

 甘粛省甘南チベット族自治州(Gannan Tibetan Autonomous Prefecture)のジャガナ村はここ数年来、独特な自然と人と文化の景観、民俗の風情などを利用して、農村観光と生態保護を奨励し、各民族の交流と融和を促進する発展の道を模索している。観光客はSNSに「高山の草地、古いチベット族のとりで。美しい景色を見ることができました。来てよかった」などと投稿する。

 農村は中華の優れた伝統文化の根幹だ。中国各地の農村はその豊かな観光資源により、百花斉放の農村観光産業を興した。それぞれの特色がある発展モデルを創出することで、人々が憧れる農村観光の目的地が続出した。文化と観光が深く融合し、人と自然が調和し、物質と精神が共に豊かになる中国式農村発展の道がさらに模索されている。

 外国人観光客にとって中国の田舎への旅は、文化の旅、神秘の旅、風情の旅だ。中国の美しい田舎は外国人観光客を強く魅了する。ここ数年は、浙江省の田舎で茶の風味を楽しみ芝居を観賞する外国人、四川省(Sichuan)の田舎の広場で地元の伝統劇の川劇の技に驚嘆したり、山東省(Shandong)の田舎で木版制作を体験したり、広西(Guangxi Zhuang Autonomous Region)のチワン族の里で民謡を聴いたりと、田舎での深い旅行体験をする外国人が増えた。UNWTOのサンドラ・カルバオ(Sandra Carvao)観光市場・情報・競争力部部長はメディアの取材に対して「中国は農村観光の分野で世界をリードしています。UNWTOは中国の対外観光市場が全面的に回復することを切望します」と語った。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News