中国では消費の潜在力が解き放されつつある
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【1⽉18⽇ Peopleʼs Daily】「市内ならば午前中に発送すれば午後到着、午後に発送しても当日中に到着します」「他省に発送しても、最速ならば『翌朝配達』も可能になります」「注文を承ってから1時間以内に荷物を受け取りに伺います」――。生活の中で宅配便のスピードアップを実感する中国人は多い。
宅配便の迅速化は、消費者に利便性をもたらすと同時に、宅配業自身の発展を後押しする。中国国家郵政局によると、2023年には中国の宅配便年間業務量が初めて1200億件を突破した。そして良質な宅配サービスがネット小売市場を盛り上げている。2023年1-10月期の中国の実物商品のオンライン小売額は前年同期比8.4%増で、社会消費品小売総額に占める割合は前年同期よりも0.5ポイント上昇して26.7%に達した。
ネット小売市場の発展は、市場環境と電子商取引(EC)プラットフォームなどの絶え間ない改善のおかげだ。前者は消費者が心配することなく購入することを後押しし、後者は新業態や新モデルを次々と出現させて消費者の意欲を引き出す。例えば、ライブ配信販売ではバーチャルキャスターが終日、多様な販売活動を行うようになった。ライブ販売はさらに、商品と文化や観光を結び付け、消費に没入型・体験型・双方向型の新たなシーンをもたらした。2023年1-10月期には、中国におけるライブ配信による売上高は前年同期比58.9%増の2兆2000億元(約43兆7000億円)超で、ネット小売売上高の18.1%を占めた。
EC通販は中国と世界をもつなぐ。スペインのハム、タイのドリアン、ザンビアのハチミツ、南アフリカのアロエジェルやワインなど、ますます多くの良質な輸入商品がECプラットフォームを通じて中国人消費者の生活に入り込んでいる。2023年10月には、フィリピンの砂糖漬けドライフルーツのECプラットフォームでの売上高が前年同期比92.8%増、インドネシアのヘアケア用品は同66.9%増、チリのワインは同40.1%増、コロンビアのコーヒー豆は同25.7%増だった。
中国は消費能力の増強、消費条件の改善、消費シーンの革新に努めており、消費が経済成長をけん引する基礎的な力になることで、新たなタイプの工業化、情報化、都市化、農業現代化が推進されている。中国ではネット通販の利用者がこの十数年で爆発的に増加した。ネット小売市場の規模は数年連続で世界最大だ。ネット小売市場の発展の余地は今も大きい。今後もECの質の高い発展のためのより優れた環境を整えることで、生産と消費、都市と農村、国内と海外を結ぶECの強みが十分に発揮され、消費の潜在力が効果的に解き放され、消費が経済成長をけん引する役割がさらに強化されるはずだ。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News