【1月12日 CNS】氷雪の美しい風景を鑑賞し、氷雪文化を体験し、ウィンタースポーツに参加することは冬の旅行消費市場の美しい風景になっている。現在、氷雪観光は過熱を続け、新ウインターシーズンの氷雪消費市場は大人気を博している。

 民宿予約プラットフォームの「途家民宿(Tujia)」の報告によると、2023年12月13日までに、同プラットフォームには「スキー」「氷雪」などのキーワードを含む民宿の予約量が2019年の7.5倍増となった。

 オンライン旅行プラットフォームの「春秋旅行(Springtour.com)」のデータによると、2023年の元旦期間中のスキー旅行の予約者延べ人数は2019年同期比で200%を超えた。その中でも、若者客層が70パーセントを占め、16歳以下の青少年の割合も顕著に増加した。

 オンライン旅行プラットフォームの「飛猪(フリギー、Fliggy)」のデータによると、「ダブル12(12月12日に行うネット通販セール日)」のキャンペーン期間中、氷雪観光の商品の販売量は昨年と比べほぼ3倍増となり、長白山、北大湖、ヤブリ、将軍山などが氷雪観光の人気の目的地となった。

 中国最大の生活総合プラットフォーマーの「美団(Meituan)」のデータによると、12月以来、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)旅行消費の予約量(ホテル民宿、観光地のチケット、交通などを含む)は昨年と比べ214パーセント増となった。

「中国氷雪産業発展研究レポート(2023)」によると、2023年には中国の氷雪産業の規模は8900億元(約18兆円)に達すると予想されている。

 政策や市場などの要素の総合的な支援の下で、各地域は商品とサービスの供給を改善し、氷雪経済チェーンを拡大させている。氷雪観光市場は大きく回復・成長し、氷雪業態の統合は加速を続け、観光客のレジャー体験はますます豊かなものとなっている。

 中国文化・観光部によると、ウィンタースポーツの「北氷南展西拡東進(北のウインタースポーツを南・西・東の地域にも普及させる)」戦略の下、「南客北上(南方の氷雪観光客の北への移動)」「北雪南移(南方でのウインタースポーツ施設の設置)」などの新たな消費の業態が徐々に現れ、観光客の若年化、低年齢化の傾向も非常に明らかにみられるようになっている。

 オンライン旅行プラットフォームの「同程旅行(LY.COM)」のデータによると、12月1日から11日までに、江蘇省(Jiangsu)・浙江省(Zhejiang)・上海市の観光客による「スキー」関連の旅行情報検索回数は、東三省(遼寧省<Liaoning>、吉林省<Jilin>、黒竜江省<Helongjiang>)の観光客の1.5倍で、広東省(Guangdong)、湖北省(Hubei)などの南部地域の住民のスキーへの関心度もトップ10に入っている。

 情報筋によると、各地のウィンタースポーツ関連イベントや大会の進行も熱を帯びており、2024年3月のウインターシーズンが終わるまで続く見込みだという。(c)CNS/JCM/AFPBB News