【1月8日 AFP】イスラエルが占領下に置くパレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)で7日、衝突が相次ぎ、イスラエル、パレスチナ双方に死傷者が出た。

 パレスチナの保健当局によると、イスラエル軍によるジェニン(Jenin)難民キャンプへの空爆でパレスチナ人7人が死亡した。同キャンプは、西岸北部の武装勢力の拠点とされる。

 パレスチナ通信(WAFA)は、7日早朝にイスラエル軍がジェニンで大規模な作戦を行ったとし、「イスラエルの無人機がキャンプを空爆し、4人兄弟を含む6人を殺害。負傷者1人も死亡が確認された」と伝えた。

 一方のイスラエル警察は、キャンプを捜索中に警察官1人が爆発に巻き込まれて死亡。3人が負傷したとしている。

 イスラエル軍は、キャンプでの作戦中に爆発物を投げてきた「テロリスト」に対し空爆を行い、6人を殺害したと主張した。

 エルサレムとラマラ(Ramallah)の間に設けられた検問所では、突っ込んできた車両にイスラエル警察が発砲。別の車両に乗っていた3歳の女児に流れ弾が当たった。女児は、イスラエルの救護団体によって死亡が確認された。

 イスラエルの警察は「テロリストに向けて発砲した。弾が別の車両に乗っていた女児に当たった」と述べた。

 さらに、ラマラ北郊の村でもイスラエル軍の発砲によりパレスチナ人男性1人が死亡したと、パレスチナ保健当局が発表。イスラエル軍は、ラマラ周辺でイスラエルの市民1人が何者かによって射殺されたとし、実行犯の行方を追っているとした。

 西岸では、昨年10月7日のイスラム組織ハマス(Hamas)による襲撃以降、暴力事件が急増しており、過去20年間で最悪の状況となっている。(c)AFP