クロップ監督「幸運祈ったらうそになる」 サラー、遠藤離脱に本音
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【1月6日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)を率いるユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は5日、重要な連戦を控える中で一時的にチームを離れるモハメド・サラー(Mohamed Salah)らについて、あまり代表戦での成功は祈っていないと冗談交じりに語った。
リバプールは現在、エジプト代表のサラーがコートジボワールでアフリカネーションズカップ(Africa Cup of Nations 2023)、日本代表の遠藤航(Wataru Endo)がカタールでアジアカップ(2023 AFC Asian Cup)に出場するため離脱している。両代表とも上位に勝ち上がるとみられているため、二人は最大で来月2週目まで戻らない可能性がある。
クロップ監督は、7日に行われるアーセナル(Arsenal)とのFAカップ(FA Cup 2023-24)3回戦を控えた会見で、今週サラーと遠藤を送り出した際のことについて、「幸運を祈っていると言ったらうそになると言ったよ」と冗談を飛ばし、「個人的には、彼らがグループステージで敗退してくれたらうれしいが、それはおそらくあり得ないだろう。彼らは勝ち上がって優勝する可能性がある」と話した。
「だから『頑張れ、元気で戻って来い』という感じだった。われわれは、この状況に対処しなければならないし、そうしてみせる。われわれなら解決策を見いだせると非常に楽観している」
現在のリバプールには、リーグ得点ランク1位に立つ右ウイングのサラーに代わる適材はいない。選択肢としてMFドミニク・ショボスライ(Dominik Szoboszlai)も考えられたが、同選手は1日のニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)戦でハムストリングを負傷し、少なくとも2試合は欠場するとみられる。
それでもクロップ監督は、リーグ首位を走るチームはサラーの抜けた穴を埋められるはずだと自信を示し、「うちのチームにはさまざまな攻撃のオプションがいて、彼らは皆違った形でウイングをプレーできる。モー(サラー)のようなプレーは誰にもできないし、それは不可能だ。それぞれ異なるスキルを持った選手を使っていく必要がある」と述べた。
「モー不在での試合を望んでいるかって? それはノーだ。今までそうする必要はあまりなかったが、われわれはいつだって打開策を見つけてきた。だが、アーセナルが相手のときはモー・サラーがいても負ける場合があるのだから、彼なしで負けることもあり得るだろう」 (c)AFP