【1月5日 AFP】両脚義足の元陸上選手で、恋人を射殺した罪で服役していたオスカー・ピストリウス(Oscar Pistorius)受刑者(37)が5日、仮釈放で出所し、「現在は自宅」にいると当局が明らかにした。

「ブレードランナー」の異名で知られ、五輪にも出場したピストリウス受刑者は2013年、当時交際していたリーバ・スティンカンプ(Reeva Steenkamp)さんを南アフリカ・プレトリアの自宅で射殺した。

 17年に禁錮13年を言い渡されたが、刑務所当局は昨年11月に仮釈放を決定した。仮釈放の条件により、ピストリウス受刑者はメディアの前で話すことは許可されていない。

 スティンカンプさんの母親は同日にコメントを発表し、仮釈放の決定と条件を受け入れつつ、悲しみの中で「終身刑に服しているのは私たちの方だ」と述べた。(c)AFP