【1月6日 CGTN Japanese】中国では近年、宇宙技術をコアとし、宇宙インフラと情報技術を利用して情報と応用サービスを提供する新興産業である「空天産業」が注目を集めています。「衛星製造」「打ち上げ」「ネットワーク構築」「応用」は同分野のキーワードとなっています。

 また、衛星研究開発の分野では、国有機関と民間企業が競い合うことで、新たな枠組みを作り上げています。昨年7月、民間企業が開発した中国初のフラットパネルの「相乗り衛星」が北部の山西省太原市で打ち上げられ、軌道上での正常な稼働が確認されました。

 ここ10年、中国では、衛星関連企業の新規登録数が絶えず増えつつあります。2013年に衛星関連企業が3600社新規設立され、その後毎年着実に増加し、2022年に関連企業の数は3万社を突破しました。

 これについて銀河宇宙(北京)科学技術有限公司の徐鳴董会長は、「中国の衛星関連市場は2030年に1兆元(約20兆円)規模に達する見込みで、衛星インターネット、リモートセンシング、ナビゲーションなどの応用を含めて、市場全体が数兆元規模から10兆元(約200兆円)規模に発展する見通しだ」と予測しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News