【1月3日 AFP】テニス、ブリスベン国際(Brisbane International 2024)は2日、男子シングルス1回戦が行われ、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は7-5、6-1でドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)を破って約1年ぶりの実戦復帰を白星で飾り、「感傷的で大事な日」と振り返った。

 通算22回の四大大会(グランドスラム)制覇を誇るナダルは、満員のパット・ラフター・アリーナ(Pat Rafter Arena)で見事なプレーを見せ、2020年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)覇者ティエムから快勝を収めた。

 股関節の手術を受けたナダルは、昨年1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2023)2回戦敗退以来となるシングルスの一戦に臨んでいた。

 ナダルは試合後、「正直に言って、自分のキャリアの中でおそらく最も厳しい時期の一つを終えたきょうは、感傷的で大事な日であることは間違いない」とし、「1年ぶりに復帰し、素晴らしい観衆の前でプレーする機会を得て、初日としてはとてもポジティブなレベルでプレーできたことを誇りに思う」と語った。

 2回戦では、ジェイソン・クブラー(Jason Kubler、オーストラリア)との対戦が決定。クブラーは第2セット終了時点で大会第8シードのアスラン・カラツェフ(Aslan Karatsev)が棄権を申し出たため、勝ち上がりを決めている。(c)AFP