オンラインコミュニティキャプチャー(c)news1
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【12月29日 KOREA WAVE】韓国で有名なハンバーガーを娘に食べさせたくて、開店初日に雨の中を並んだ70代の母親の話がオンラインコミュニティーにアップされ、多くの読者の感動を呼んだ。結局、購入できなかったのだが、これを知ったバーガー店が家族を招待してもてなす粋な行動に出て、再びネットユーザーの心をジーンとさせている。

発端は14日の娘の投稿だった。それによると、娘は「今日この地域に前から食べたかったゴードン・ラムゼイバーガーがオープンした。初日は先着50人にバーガーを無料で提供するイベントがあるらしい」と母親に伝えた。

母親は娘を喜ばせようと雨の中、片道1時間かけて店へ出掛けた。慣れないことで入り口がわからず、50人の先着順には入れなかった。頑張って購入しようとしたが、メニューはとても複雑だ。母親は娘にメッセージを送って食べたいメニューを尋ねた。

しかし、会社にいた娘がメッセージに気づいたのは1時間後。母親は購入をためらい、手ぶらで帰宅していた。

娘は「母は体が良くないし、膝も痛くて階段の上り下りもつらいのに。私が『食べたい』なんて言ったばかりに…」と悲しんだ。母親は「驚かせてあげたくて。ごめんなさい」と話した。娘は「そんな反応を見て泣きそうになったのを我慢した。お母さんにもっとよくしてあげたい」と書き込んだ。

この投稿はオンラインで話題になり、ゴードン・ラムゼイバーガーにも伝わった。娘と両親を23日、仁川(インチョン)ロッテ百貨店の店に招待しハンバーガーを振る舞ったのだ。

24日、娘はこの経緯を投稿した。「店員の方々も皆とても親切で優しかった。百貨店の室長さんも温かい言葉を掛けてくれた。本当においしかった。お母さん、お父さんもおいしくいただいた」。室長が撮ってくれた記念写真も一緒にアップされている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News