ドロール元欧州委員長が死去 ユーロ導入の立役者
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【12月28日 AFP】欧州連合(EU)欧州委員会(European Commission)のジャック・ドロール(Jacques Delors)元委員長が27日、仏パリの自宅で就寝中に死去した。98歳。娘がAFPに明らかにした。
1981~84年、フランソワ・ミッテラン(Francois Mitterrand)仏政権で経済・財務相を務めるなど、社会党内で頭角を現した。
85~95年に欧州委員長に転じ、単一市場の整備、域内の移動の自由を規定する「シェンゲン協定」の署名、単一通貨ユーロ導入の推進など欧州統合に大きな役割を果たした。
95年の仏大統領選前、最有力候補と目されていたが出馬を拒否。後に決断について「後悔していない」としながら、「正しかったとは言わない」と語った。
公職を退いてからはシンクタンクを設立し、「欧州連邦主義」を唱道。最近は欧州内におけるポピュリズム台頭の危険性に警鐘を鳴らしていた。(c)AFP/Jurgen HECKER