宅配便業の回復と発展から中国経済の強じん性を実感
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【12⽉29⽇ Peopleʼs Daily】中国の宅配便産業は片道で4300万キロ以上、拠点数は41万か所以上で、1日当たり延べ約7億人が利用する巨大ネットワークだ。どの段階で問題が生じても、影響がネットワーク全体に及ぶ可能性があるだけに、その維持には大きな努力が必要だ。中国の宅配便事業は一時期、感染症の影響でかつてない試練に直面した。中国の政府関連部門は肝心な時に、直ちに行動する。調査を実施し、高速道路の「遅滞箇所」をなくし、ホワイトリスト制度を設け、さらに1日単位のスケジューリングを実施し、リアルタイムモニタリングを展開した。一連の政策の組み合わせは、感染症による物流ルートの問題が各地で解決するよう後押しした。業界企業も積極的に行動し、ルートの調整や拠点の相互補完、緊急時対応メカニズムの設立などを通じて、ネットワークの円滑な運営を基本的に確保した。
オンライン消費は宅配業に支えられて伸びた。2022年1-10月の中国全国の物品商品のオンライン小売額は前年同期比7.2%増で、販売の伸び全体を1.5ポイント以上押し上げた。オンライン小売額が社会消費財小売総額に占める割合は、1-9月を0.5ポイント上回る26.2%だった。2022年には、EC業界全体で特大セールが行なわれる11月11日の「ダブル11」当日の宅配小包の取り扱い件数は業界全体で、通常時の1.8倍の計5億5200万件だった。これらは、中国の消費市場が回復基調に変化はなく、消費規模が拡大し、構造が高度化する情勢が続いていることを示すものだ。
中国における1日平均3億件の宅配便のうち、3分の1が農村地域に関連するものだ。ますます多くの特色ある農産物が宅配便の巨大ネットワークで全国の大市場とつながり、ますます多くの工業製品が宅配便によって農村部に運ばれて行く。地方の物流システムと商業施設の整備が進むにつれ、農村部の消費の活力がさらに引き出されるようになった。国家統計局によると、2022年1-10月の農村部の消費財小売額は前年同期比0.8%増で、伸び率は都市部を0.3ポイント上回った。行政区画としての村の90%以上で、宅配便の利用が可能になった。今後は「宅配+現代農業」の効果が次々に出現するはずだ。収入の増加に伴って農村部住民の購買能力と購買意欲はさらに向上することになる。
宅配便は所要時間の短縮で、2022年の段階で重点地域の72時間定時率は前年同期比で2.1%上昇した。各サービスの改善も進んでいる。環境保護を重視して過剰包装を排除し、リサイクル可能な宅配便用の箱が大いに普及した。リスクと試練に直面した宅配便業界が、しっかりとした足取りで前進してきたことは、中国経済の活力と強じん性の一つの象徴だ。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News