【12月26日 東方新報】中国証券報が19日に伝えたところによると、大手鉄道チケット予約プラットフォーム「12306」では12月17日午後3時現在、北京発武漢(Wuhan)行き、南京(Nanjing)発合肥(Hefei)行き、南京発杭州(Hangzhou)行き、成都(Chengdu)発重慶(Chongqing)行き、成都発西安(Xian)行きなど多くの列車のチケットが完売しているという。

 中国のオンライン旅行サービス最大手「携程(シートリップ、Ctrip)」のデータによると、元旦休暇の初日(12月30日)には、北京市から天津市(Tianjin)、上海市から南京市、深セン市(Shenzhen)から広州市(Guangzhou)、重慶市から成都市といった都市部の近距離移動の切符の売れ行きが盛んで、それは主に親戚訪問のためのチケットだという。

 シートリップによれば、親族訪問と氷雪観光のため中国東北部・西北部のハルビン市(Harbin)、瀋陽市(Shenyang)、ウルムチ市(Urumqi)、フルンボイル市(Hulunbuir)、華北地区の張家口市(Zhangjiakou)などの行き先を希望する旅行客が多い。

 ホテルの予約では、ホームステイや年越し用のホテルの人気が集まっている。民泊オンラインプラットフォーム「途家(Tujia)」の人気都市における2024年新年休暇の民泊の注文は、現時点ですでに前年比約4倍に増加したという。

 また、中国大手旅行予約サイト「去哪儿(Qunar)」のデータによると、ハルビン市、南京市、武漢市、上海市、北京市の12月31日~1月1日のホテルの予約、特に高級ホテルの予約数が増えている。また「ユニバーサル・スタジオ・北京(Universal Studios BeijingUSB)」、上海と香港の「ディズニーランド(Disneyland)」、広東省(Guangdong)珠海市(Zhuhai)の長隆海洋王国(Chimelong Ocean Kingdom)、ハルビンの「氷雪世界(Snow World)」などのチケットは、事前予約でほぼ完売状態だという。

 中国の旅行予約サイト「同程旅行(LY.COM)」によれば、同社のプラットフォームの年末年始の国内のアイランド(島)旅行の人気は前年比72パーセント増、東南アジアのアイランド旅行の人気は前年比3倍増となっている。(c)東方新報/AFPBB News