中国ではグリーン船舶分野が急速に発展
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【12⽉25⽇ Peopleʼs Daily】中国の船舶関連業界では、低炭素とクリーン動力に照準を合わせた動きが活発に進行している。
揚州中遠海運重工が建造したコンテナ700TEUが搭載できる世界最大の純電動コンテナ船が今年になって進水した。航続能力は380キロだ。中国船舶集団(CSSC)傘下の河南柴油機重工は、独自に開発したメタノール燃料エンジンの試運転を成功させた。同エンジンを搭載した船舶は2025年に完成する予定だ。
各種の非従来型グリーン船舶には、まず「船舶から発生する污染物質が少ないか、効果的に処理できる」という特徴がある。さらに省エネかつ高効率で運用できる。
現在中国が引き渡す新造船舶のうち、新エネルギー・クリーンエネルギーを採用している船舶の割合は15.6%で、新規受注の割合では約50%に達している。
中国政府・交通運輸部海事局の関係者によると、現在は世界の貿易量の80%以上が海運によるもので、グリーンと低炭素は海運業の必然的な流れになっているという。国際海事機関(IMO)は7月に新たな船舶の温室効果ガス排出削減戦略を採択し、2050年ごろまでに国際海運の温室効果ガス排出を差し引きゼロにするという構想を打ち出した。
交通運輸部海事局の関係者は「グリーン船舶の発展は老朽船舶の淘汰(とうた)と改造を加速し、港湾グリーン関連施設の建設を促進し、水運施設の基準向上などを推進する上で重要な役割を果たしています」とも述べた。
中国初の水素燃料電池動力モデル船の「三峡水素舟1号」は10月11日、湖北省(Hubei)宜昌市(Yichang)の三峡観光客センターで初航行を終えた。同船は従来の燃料動力船と比べて年間103.16トンの燃料を代替でき、二酸化炭素排出量を343.67トン削減できると推算されている。
「三峡水素舟1号」の燃料補給ステーションは、三峡ダム下流の楊家湾埠頭(ふとう)にある。国内初の内陸河川での水素の製造と圧縮保管、充填を一体化させた施設であり、三峡発電所が供給するクリーンな電力を利用して水を電気分解し水素を製造して船舶に充填する役割を果たす。
中国の内陸河川では現在、LNG動力船が460隻以上就航している。また上海市、江蘇省(Jiangsu)、湖北省などはすでに関連政策を打ち出し、電動船舶の発展を奨励している。
また港湾電力システムの整備により、より多くの船舶が岸側から供給されるグリーンエネルギーを利用できるようになった。上半期には長江(揚子江、Yangtze River)経済ベルト11省市の港湾と水上サービスエリアで、岸側から供給された電力の使用量が5000万キロワット時を超えた。2021年以降、累計1万3000隻近くの船舶が岸側からの電力供給を受けられるように改造された。
交通運輸部海事局の関係者はさらに「中国は2020年から2030年というグリーン船舶のコア技術の飛躍を加速する重要な時期を活用し、グリーン船舶産業の基礎を固めるべきだ」と述べた。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News