【12月23日 AFP】サッカーモロッコ1部リーグ、ウィダード・カサブランカ(Wydad Casablanca)のサイード・ナシリ(Said Naciri)会長(54)が22日、麻薬取引の捜査の一環で逮捕されたと、同氏の弁護士の一人が明らかにした。

 この弁護士は匿名を条件にAFPの取材に対し、ナシリ氏が「公文書偽造、麻薬の所持と販売、偽造小切手の使用」など複数の容疑で、カサブランカ(Casablanca)の判事命令で身柄を拘束されたと語った。

 地元メディアでは、真正と現代党の党員でもあるナシリ氏が、「マネーロンダリング(資金洗浄)」でも訴追されたと伝えられた。来年1月25日には、さらなる聴取で捜査判事の元へ出頭することになっている。

 弁護士の話では、捜査対象は25人で、そのうち東部ウジュダ(Oujda)州の地方議会の責任者1人を含む21人が逮捕されたという。また、ナシリ氏への捜査が開始されたのは、モロッコで麻薬密売の罪で有罪判決を受けたマリ人の男が、同氏の犯罪行為を告発したことだったとも明かした。

 ウィダード・カサブランカはモロッコのサッカー史上最も成功したクラブで、国内リーグ最多の優勝回数を誇っているほか、CAFチャンピオンズリーグ(CAF Champions League)でも直近の2021-22シーズンを含め3度の大会制覇を成し遂げている。(c)AFP