【12月23日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミ(Inter Miami)は22日、ウルグアイ代表FWでスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)やイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)でプレーしたルイス・スアレス(Luis Suarez)が、2024年シーズンの1年契約で加入すると発表した。

 来月37歳になるスアレスは、バルセロナでチームメートだったリオネル・メッシ(Lionel Messi)をはじめ、セルヒオ・ブスケッツ(Sergio Busquets)、ジョルディ・アルバ(Jordi Alba)と再び同僚になる。

 加入については「インテル・マイアミでの新たな挑戦はとてもうれしく、わくわくしている」と期待を口にし、「始動するのが待ちきれない。この偉大なクラブで、さらなるタイトル獲得の夢を現実にする準備はできている」とコメント。さらに「野心を分かち合い、何を一緒に成し遂げられるか楽観している。インテル・マイアミのカラーを身にまとい、これまでうわさに聞いていた素晴らしいファンに喜びをもたらすために全力を尽くしていく。そして、素晴らしい友人や選手たちとの再会を楽しみにしている」と語った。

 インテル・マイアミの共同オーナーで、現役時代にはイングランド代表とマンチェスター・ユナイテッド(Manchester Unite)のスター選手だったデビッド・ベッカム(David Beckham)氏は、「スアレスのような資質とサッカーへの情熱を持つ選手がクラブに加入してくれて喜んでいる」と歓迎し、「彼は次世代を刺激する軍団に加わる。彼がフィールドに立つ姿を見ることを楽しみにしている」と述べた。

 スアレスはバルセロナ時代、公式戦283試合に出場して195得点113アシストを記録し、リーグ優勝4回と欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇を成し遂げたほか、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)とオランダ・エールディビジのアヤックス(Ajax)でもリーグ優勝を果たした。

 昨季はカンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のグレミオ(Gremio)でプレーし、計53試合に出場して26得点17アシストを記録する活躍をみせてシーズン最優秀選手(MVP)と最優秀FWにも選出された。(c)AFP