マンC快勝でクラブW杯初制覇、5冠目で23年締めくくる
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【12月23日 AFP】サッカークラブW杯(2023 FIFA Club World Cup)は22日、サウジアラビアのジッダ(Jeddah)で決勝が行われ、欧州王者マンチェスター・シティ(Manchester City、イングランド)が4-0で南米王者フルミネンセ(Fluminense、ブラジル)に快勝し、大会初制覇を果たすとともに5冠目で2023年を締めくくった。
シティは開始1分でフリアン・アルバレス(Julian Alvarez)に先制ゴールが生まれ、2013年から続く欧州クラブのクラブW杯制覇を確実に引き寄せた。前半にはさらに、相手のオウンゴールで追加点を挙げてフルミネンセの夢を事実上打ち砕くと、終盤の20分間でフィル・フォーデン(Phil Foden)とアルバレスがダメ押しした。
ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督が率いるシティは、イングランド・プレミアリーグで調子を落とす中でサウジアラビアに乗り込み、崩れる可能性があるとの期待をフルミネンセに抱かせていた。
しかし、サッカー界における巨額の財政的不均衡による欧州の強豪クラブとその他のクラブとの間に広がる格差というものが、今大会の結果で露呈されてしまった。
欧州勢のクラブW杯での連勝は22に伸びている。
3位決定戦では浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)が2‐4でアル・アハリ(Al-Ahly SC、エジプト)に敗れた。
25分までに2点の先行を許した浦和は、ハーフタイム直前にホセ・カンテ(Jose Kante)のゴールで1点を返すと、54分にはアレクサンダー・ショルツ(Alexander Scholz)のPKで同点に追いついた。
しかしその6分後、小泉佳穂(Yoshio Koizumi)のオウンゴールで勝ち越しを許すと、最終盤には勝負を決定づける4点目を奪われた。(c)AFP/Kieran CANNING