【12月21日 AFP】イスラエルは20日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)南部の主要都市ハンユニス(Khan Yunis)の広範囲に避難勧告を行った。国連が明かした。

 国連の人道問題調整室(OCHA)は、イスラエルがハンユニスの約20%を避難区域に指定し、地図を公開したと明らかにした。

 OCHAによると、今回の衝突が始まる以前、この区域には11万人以上が住んでいた。また、指定の区域内には避難所が32か所あり、14万人以上の避難民が身を寄せている。その多くは北部から避難してきた人だという。

 ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)は20日、同地区の死者が2万人を超えたと発表した。約8000人が子どもで約6200人が女性だとしている。(c)AFP