レバークーゼンがシックのハットで勝利、バイエルンも白星
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【12月21日 AFP】23-24ドイツ・ブンデスリーガ1部は20日、第16節の試合が行われ、首位バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)はパトリック・シック(Patrik Schick)が前半にハットトリックを達成するなどして4‐0でVfLボーフム(VfL Bochum)に快勝。VfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)に2‐1で勝利した2位バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)との勝ち点4差を守った。
来年1月のアフリカネーションズカップ(Africa Cup of Nations 2023)をにらみ、レバークーゼンのシャビ・アロンソ(Xabi Alonso)監督はナイジェリア代表FWビクター・ボニフェイス(Victor Boniface)ら主力選手数人を休養させた。すると、約1年2か月ぶりとなるリーグ戦先発を果たしたシックが指揮官の期待に応え、30分に得たPKを自ら決めた。
チェコ出身のシックはその2分後にジェレミー・フリンポン(Jeremie Frimpong)のクロスに合わせて追加点を挙げると、さらに前半終了間際にはCKからヘディングシュートを決めた。後半中盤に交代したシックがスタンディングオベーションを受けてピッチを後にすると、代わって投入されたボニフェイスがその2分後にチーム4点目を記録した。
主力を数人欠いたバイエルンはハリー・ケイン(Harry Kane)とジャマル・ムシアラ(Jamal Musiala)が得点をしたものの、レバークーゼンに追随するために苦心した。
2戦連続で中盤のレオン・ゴレツカ(Leon Goretzka)とヨシュア・キミッヒ(Joshua Kimmich)が体調不良によりメンバーから外れたバイエルンは、ムシアラのゴールとケインの今季リーグ戦21点目でリードを奪ったものの、前半終了間際にマキシミリアン・アーノルド(Maximilian Arnold)に1点を返された。
後半は元指揮官のニコ・コヴァチ(Niko Kovac)監督率いるボルフスブルクを相手に粘りを見せたバイエルンは、価値ある3ポイントを手にした。
一方、VfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)は前節のバイエルン戦での黒星から立ち直り、3‐0でFCアウクスブルク(FC Augsburg)を退け、RBライプツィヒ(RB Leipzig)から3位の座を奪い返した。セール・ギラシ(Serhou Guirassy)の今季17点目に加え、デニス・ウンダフ(Denis Undav)とクリス・ヒューリッヒ(Chris Fuehrich)が得点を挙げた。
また、フランクフルト(Eintracht Frankfurt)は後半アディショナルタイムに2ゴールを奪い、ボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)から2‐1の逆転勝利を収めた。ボルシアMGは先制点を決めたマクシミリアン・ウーバー(Maximilian Wober)が88分に退場処分を受けると、数的優位をしっかりと生かしたフランクフルトはアウレリオ・ブタ(Aurelio Buta)とロビン・コッホ(Robin Koch)が立て続けに得点した。(c)AFP