【12月20日 CGTN Japanese】 中国東北部の黒竜江省東寧市で先日、森の中をパトロールしていた林業草原局の森林保護員が路上にうつぶせになっている子どものノロジカを発見しました。車のクラクションを鳴らしてもノロジカは立ち去ろうとせず、保護員が近づくとようやくゆっくりと起き上がり、足を引きずり、振り返りながら去ろうとしました。

 経験豊かな保護員は、ノロジカが後足にけがをしているのではないかと判断しました。保護員は、雪で山が閉ざされてノロジカが餌を探すのが難しい上、けがをしていることもあり、危険に巻き込まれることを懸念して、救護措置を取り、指定の動物病院に搬送しました。病院で栄養剤や消炎薬を投与されたノロジカはみるみる元気になりました。病院のスタッフは経過観察と治療を続け、ノロジカが完全に回復してから自然に帰す予定です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News