ベンゲル氏、批判浴びるクラブW杯の新方式を擁護
発信地:パリ/フランス
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【12月20日 AFP】サッカークラブW杯(FIFA Club World Cup)の新方式が批判されていることに対して、国際サッカー連盟(FIFA)でグローバル・デベロップメント部門の責任者を務めるアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)氏が19日、変更を擁護した。
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FIFAは今週、2025年に行われる次回のクラブW杯について、6~7月の日程で6大陸の32チームが参加すると発表した。しかし、国際プロサッカー選手会(FIFPro)は選手の負担が増えて心身の健康、さらには選手と家族の生活に悪影響が出ると批判している。
これに対してベンゲル氏は、「日程が忙しいのは受け入れるが、大会(クラブW杯)は4年に一度になるし、もちろん大会期間中、大会後の休養は尊重しなければならない」と回答し、「けがの予防やリカバリー、栄養学や医療の進歩を見れば、選手の福祉はここ20年で劇的に改善した。以前とは比べものにならない」と指摘。
「各クラブとFIFAは確かな論理に基づき、代表のW杯と似たフォーマットでクラブW杯を組織することにした」と説明し、「重要なのはサッカーを真の意味でグローバルにし、他のクラブにも前進のチャンスを与えることで、それが本当の目標となる。今回の変更で、世界中のより多くの選手に、最高レベルの舞台で戦うチャンスが広がるはずだ」と話した。(c)AFP