【12月19日 Xinhua News】中国が独自に設計、建造した初の大洋掘削探査船が18日、「夢想号」と命名され、広東省広州市南沙区沖で初の試験航行を実施した。

 大洋掘削探査は海洋科学技術の「王冠」とされ、夢想号は自然資源部中国地質調査局と150余りの機関が緊密に協力して建造した。総登録トン数は約3万3千トン、航続距離1万5千カイリで、無寄港で120日間航行できる。世界の全海域で作業でき、深さ1万1千メートルまでの掘削探査能力を持つ。

 夢想号は国のエネルギー安全保障のための「重器」、海洋強国建設を支える「核心的利器」として、深海のメタンハイドレートの探査と採掘、産業化を保障する。(c)Xinhua News/AFPBB News