標準化乾燥処理を施したアジサイ、日本へ初輸出 雲南省
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【12月19日 Xinhua News】中国雲南省曲靖(きょくせい)市沾益(せんえき)区にある生花栽培基地ではこのところ、標準化乾燥処理を経たアジサイ4万本の箱詰め作業が進んでいる。2回に分けて日本に輸出された後、現地のドライ・プリザーブドフラワー製造販売大手、大地農園と協力して製品化し、日本をはじめ世界の主要な花卉市場で販売される。業務を標準化して乾燥処理された同省産のアジサイのドライフラワーが日本へ輸出されるのは、今回が初めてとなる。
花卉生産を手がける雲南曄順科技の責任者、劉克寧(りゅう・こくねい)さんは「これまでは受託生産という形で、雲南省のドライフラワーを日本市場へ散発的に輸出してきたが、今回初めて栽培から摘み取り、乾燥まで全工程を標準化して輸出することで、製品の安定性と高品質を確保した」と紹介した。
同社は今年、自社でアジサイを栽培するため、高さ7メートル、面積6600平方メートルの現代化自動温室ハウスを建設した。アジサイのドライフラワーの輸出量は、初回が4万本、来年には20万本、生産が軌道に乗る2025年には50万本が見込まれている。
雲南省は世界有数の花卉分布地域で、野生の花や観葉植物5千種以上が生育しており、花の主要産地でもある。生花の年間生産量は170億本以上、生産額は1千億元(1元=約20円)を超え、40以上の国と地域に輸出されている。(c)Xinhua News/AFPBB News