【12月14日 AFP】ロシア当局は14日、自国領内での攻撃に絡み、ウクライナ国防省情報総局(GUR)のキリロ・ブダノフ(Kyrylo Budanov)局長(37)を指名手配した。

 2020年からGUR局長を務めているブダノフ氏は、ロシア内務省の刑事犯罪者指名手配リストに追加された。

 ロシア側は、同氏が22年に、ロシア支配下のクリミア(Crimea)半島とロシア本土を結ぶ橋への攻撃を計画したと主張している。

 ウクライナ側は先月末、ブダノフ氏の妻のマリアナ・ブダノワ(Marianna Budanova)氏の毒殺未遂にロシアが関与した可能性があるとの見方を示していた。マリアナ氏は、ビタリ・クリチコ(Vitali Klitschko)キーウ市長の顧問を務めており、毒物には水銀とヒ素が使われたとしている。

 ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は、「ウクライナは何でもロシアのせいにする」と述べ、これを否定した。(c)AFP