【12月14日 AFP】フランス・パリのノートルダム大聖堂(Notre Dame Cathedral)の再建責任者は14日、水の気化を利用した消火システムを導入すると明らかにした。

 ノートルダム大聖堂は2019年の火災で壊滅的な被害を受け、大規模な修復作業が続けられおり、来年12月に一般公開の再開が予定されている。

 再建の責任者は議会の委員会で「防火対策を刷新するためにあらゆる可能性を考慮した」と説明した。

 現在、大聖堂の屋根裏と尖塔(せんとう)に、ウオーターミスト消火システムの設置が進められている。同責任者によると、火災が発生した際に火の広がりを素早く抑えることができる。

 このシステムが導入されるのは「フランスの大聖堂では初」だとしている。(c)AFP