【12月13日 AFP】度重なる暴力事件を受け、来年2月12日まで無観客での開催が決まったサッカーギリシャ1部リーグのエバンゲロス・マリナキス(Evangelos Marinakis)会長が12日、辞任を表明した。

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 オリンピアコス(Olympiakos)のオーナーも務めるマリナキス氏は、リーグの理事会に宛てた書簡で「一部の理事の言動が一致していない中で、このリーグの運営に携わり続ける時間も気持ちも私にはない」と述べ、自身は暴力行為の根絶に取り組もうとしたが、「一部の人間」が協力しなかったと批判した。

 ギリシャ政府は11日、暴力行為の取り締まりに向けてサッカースタジアムの安全対策を強化する間、今後2か月間の試合を無観客で行うと発表した。

 前週末に予定されていた1部リーグの試合は、審判が危険な労働環境では試合を裁かないと抗議したことを受け、延期になっていた。(c)AFP