サッカートルコリーグ、無期限中断に クラブ会長が主審襲撃
発信地:イスタンブール/トルコ
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【12月12日 AFP】(写真追加)サッカートルコ1部リーグの試合で主審が殴打される事件が起き、同国サッカー連盟(TFF)は11日、リーグ戦を無期限中断すると発表した。
事件は同日のアンカラグジュ(MKE Ankaragucu)対チャイクル・リゼスポル(Caykur Rizespor)戦で起きた。後半アディショナルタイムにリゼスポルが同点に追いつき、1-1の引き分けで終わった試合直後、アンカラグジュのファルク・コカ(Faruk Koca)会長がピッチへ入り、主審の顔を強く殴った。
地面に倒れた主審は、選手やコーチらがもみくちゃになっていた中で再びぶたれ、目が黒く腫れ上がっていた。地元メディアによると、このけがで病院に搬送されたという。
TFFは、「非人道的で卑劣」な暴行だと非難し、「全リーグの試合を無期限中断する」と発表。事件に関与した人物に対する刑事手続きが開始されたことを明かした。
トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領もX(旧ツイッター)に「スポーツは平和と同胞愛を意味する。暴力とは相容れない」「われわれはトルコのスポーツで暴力が行われることを決して許さない」と書き込んだ。(c)AFP