アサヒスーパードライ生ビール缶イメージ(写真提供=ロッテアサヒ酒類)(c)MONEYTODAY
アサヒスーパードライ生ビール缶イメージ(写真提供=ロッテアサヒ酒類)(c)MONEYTODAY

【12月12日 KOREA WAVE】今夏、韓国のビール市場を席巻したアサヒ「スーパードライ生ジョッキ缶」の人気が沈静化した。7~9月に月平均280億ウォン(1ウォン=約0.114円)台の売り上げを記録したが、秋口から急減した。

食品産業統計情報によると、今年10月のアサヒビール小売店の販売額は204億ウォンで、前月(341億ウォン)比40.2%減少した。

アサヒビールは2018年まで、OBビールとハイト真露に続き、小売店売り上げ3位を記録した人気ブランドだった。しかし、2019年の日本製品不買運動が拡散し、売り上げが急減。今年上半期まで中国の青島、オランダのハイネケンブランドに後れを取っていた。

ところが7月、ふた全体が開いて生ビールのような泡が出る生ジョッキ缶の人気が爆発し、品切れの店が続出した。アサヒビールブランドの小売店売り上げは7月に278億ウォンと前月(85億ウォン)比3倍以上増え、8月223億ウォン、9月341億ウォンと上昇傾向が続いた。しかし、10月から減少に転じた。

リピート率の低下のほか、コンビニやスーパーでマートで購入できるようになり、珍しさが消えたことも要因に挙げられる。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News