仏大統領、ハンガリー首相と夕食 ウクライナ問題の打開模索
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【12月8日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は7日、首都パリのエリゼ宮(Elysee Palace、大統領府)でハンガリーのオルバン・ビクトル(Viktor Orban)首相を迎え、会談を兼ねた夕食会に臨んだ。来週の欧州連合(EU)首脳会議を前に、ウクライナ支援をめぐるこう着状態の打開を目指したとみられている。
仏大統領府によると両氏は、「欧州のウクライナ支援に関するさまざまな面」を含め、14、15両日に予定されているEU首脳会議の議題の「幾つかの項目」について協議したという。
ロシアによるウクライナ侵攻後も、オルバン氏はEU内のどの首脳よりも、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領との緊密な関係を維持してきた。
EU欧州委員会(European Commission)は先月、ウクライナおよびモルドバとのEU加盟交渉の開始を勧告。だがオルバン氏は今月4日、欧州理事会(European Council)のシャルル・ミシェル(Charles Michel)常任議長(EU大統領)に宛てた書簡で、資金援助や交渉開始など、ウクライナ関連の主要な決定を先送りするよう要求した。
EU内で決定を下す際、ほとんどの場合で全会一致を要するため、首脳会議におけるハンガリーの反対を懸念する声が出ている。(c)AFP