世界の産業チェーン・サプライチェーンの安定と円滑化を共同で維持
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【12⽉11⽇ Peopleʼs Daily】11月末から12月初頭にかけて北京市内で、サプライチェーンをテーマとして国家が実施した世界初の催しである第1回中国国際サプライチェーン促進博覧会(China International Supply Chain Expo、CISCE、以下、「チェーン博」)が開催された。
経済のグローバル化は逆流に見舞われ、世界の産業チェーンとサプライチェーンは打撃を受けている。習近平(Xi Jinping)国家主席は世界の産業チェーンとサプライチェーンの安定と円滑化の維持を極めて重視し、「世界の産業チェーンとサプライチェーンの安全と安定を守り、協力のパイを大きくし、発展の成果が各国の人々によりよく行き渡るようにする」などと強調してきた。
中国の製造業の規模は13年連続で世界第1位で、世界全体に占める割合は3割近くに達する。中国は世界の製造業とサプライチェーンの重要な中核だ。第1回チェーン博は、世界の産業チェーンとサプライチェーンの安定と円滑化を促進するために設けられた。展示総面積は10万平方メートルで、中国内外の500以上の企業や組織が出展し、さまざまなチェーンの上・中・下流での重要な新技術や新製品、新サービスを集中的に展示した。
チェーン博はまた、「一帯一路(Belt and Road)」を共同建設する国が産業チェーンとサプライチェーンの分野で世界と融合するための重要な場だ。「一帯一路」が提起されてから10年間、中国は参加国と共に農業、エネルギー、インフラ、デジタル経済、電気自動車など新エネルギー車の分野で投資協力を展開してきた。そのことで各国の産業構造は力強く改善された。第1回チェーン博では中国国外からの出展者が26%で、その半数近くは「一帯一路」の参加国からの出展だった。中国はまた、一部の低開発国の出展を支援し、その特色ある良質な製品とサービスを展示することで、世界経済発展の成果を共有することを支援した。
中国は世界のサプライチェーンの融合発展の受益者であり、擁護者、建設者でもある。中国は産業チェーンやサプライチェーンの「世界の公共財」としての性格を守り、知恵と力をもって貢献している。中国はアジア太平洋経済協力会議(APEC)、主要20か国・地域(G20)、上海協力機構(SCO)などの場で、世界の産業チェーンとサプライチェーンについての協力を強化することを繰り返し主張してきた。人為的に「切り離してチェーンを断つ」は人心の赴くところではない。人びとが望むのは安全で安定し、円滑で高効率、開放と包容、互恵とウィンウィンの世界の産業チェーンとサプライチェーンを共に構築することだ。
第1回チェーン博のテーマの「世界をつなげ、未来を共創する」は、国際社会の広範な声を反映したものだ。中国は各方面と手を携えて努力し、世界の産業チェーン・サプライチェーンの安定と円滑化を共同で守り、経済グローバル化の深化と発展を共同で推進し、協力とウィンウィンの成果が世界に恩恵をもたらすようにしていく。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News