【12⽉10⽇ Peopleʼs Daily】習近平(Xi Jinping)国家主席はサンフランシスコでのジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領との会談で、「中米は多くの分野で広範な共通利益が存在している。経済や貿易、農業などの従来の分野だけでなく、気候変動、人工知能(AI)などの新興分野も含まれる」と指摘した。

 中米関係は世界で最も重要な二国間関係であり、非常に複雑な二国間関係でもある。現象と細部だけでなく、本質と全体を理解せねばならない。米国ではここ数年来、一部の人がまるで競争が中米関係のすべての議題であるように主張している。中米間の一部の分野で競争が存在するのは正常だが、競争は支流にすぎず、共通の利益こそが主流だ。まず、中米が衝突せずに平和共存することは、両国の最も基本的な共通利益だ。両国は経済が深く融合しており、いずれも相手国の発展から利益を得る必要がある。これも共通の利益だ。世界経済の回復や気候変動への対応、地域の深刻な問題の解決も、中米の協力を抜きには語れない。やはり共通の利益だ。

 互恵的協力の推進には必要な条件と雰囲気が欠かせない。米国の一部の人は、必要とする分野では中国に無条件の協力を求める一方で、中国に対する圧迫を続けている。そんな理屈が成り立つはずもなく、中国が受け入れるはずもない。中国には守らねばならない利益、守らねばならない原則、守らねばならない一線がある。相互尊重と平等互恵を堅持してこそ、対話と協力を安定して継続することができる。

 習近平主席は、「双方は外交、経済、金融、ビジネス、農業などの分野でメカニズムを回復または確立して十分に活用し、薬物乱用の撲滅、司法と法執行、AI、科学技術などの分野で協力せねばならない」と指摘した。

 近年になり、中米が数十年をかけて築いた対話と協力チャンネルの一部が途絶えた。これは両国の利益にも両国の国民の真の意思にも合致しない。サンフランシスコ会談では、双方がハイレベルの往来を強化し、商業、経済、金融、輸出管理、アジア太平洋関連、海洋、軍備の管理と拡散防止、外交政策計画、合同作業部会、障害者など各分野で協議を進めることが決まった。双方はそのことを活用せねばならない。

 歴史と現実は、中米が互恵協力を推し進めれば、双方それぞれによい状況がもたらされることを証明してきた。中米間には7600億ドル (約109兆円)の二国間貿易と、双方向で計2600億ドル(約37兆4166億円)余りの投資が存在する。過去6回開催された中国国際輸入博覧会(輸入博、CIIE)ではすべて、米国企業の展示面積が最大だった。今年は200社を超える米国企業が出展した。このことは、米国経済界が中国にチャンスを見出していることを十分に示している。双方が互恵とウィンウィンを得ることは完全に可能だ。

 協力とウィンウィンは時代の潮流だ。中米双方はチャンスをつかみ、互いに歩み寄り、互恵協力を共に進め、二国間関係の好転の流れを共に強固にせねばならない。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News