高陽市の国立がんセンターに掲げられた「正常診療」(写真は記事内容と関係ありません)(c)news1
高陽市の国立がんセンターに掲げられた「正常診療」(写真は記事内容と関係ありません)(c)news1

【12月08日 KOREA WAVE】患者の不安に共感したり、患者に対する礼儀をわきまえるといった医師の態度が医療サービスの満足度に大きな影響を及ぼす――韓国・釜山(プサン)大学医科大学医療経営学教室の研究チームがこんな研究結果を披露した。

チームは2020年の資料をもとに、一般病院(2323人)と医院(4537人)の外来患者計6680人の回答を分析。満足度を数値で表した。その結果、「医師のサービス」が患者が感じる医療サービス満足度に最も大きな影響を及ぼしていた。それに「看護師のサービス」「利用サービス」が続いた。

医師のサービスについて分析すると、病院の場合は「患者の不安に対する共感」(0.114)が医療サービス満足度に最も影響を与え、これに▽医師の礼儀(0.098)▽医師の配慮(0.061)▽患者の意見反映(0.057)▽医師のわかりやすい説明(0.054)――が続いた。

医院では、「医師の礼儀」(0.097)が最も高く、続いて▽医師の配慮(0.065)▽患者の意見反映(0.047)▽患者の不安に対する共感(0.042)▽十分な対話(0.039)▽医師のわかりやすい説明(0.033)――の順だった。

看護師のサービスについては、病院も医院も「担当看護師の礼儀」(0.082)が最も患者の満足度に大きな影響を及ぼしていた。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News