大坂とナダルがGS復帰 全豪OPのエントリーリスト入り
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【12月7日 AFP】テニスの四大大会(グランドスラム)来季初戦、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)のエントリーリストが7日に発表され、大坂なおみ(Naomi Osaka)やラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)らが名を連ねた。
大坂とナダルはともに前哨戦のブリスベン国際(Brisbane International 2024)にエントリーしており、予想通りグランドスラムでの復帰を果たすことになる。
7月に娘のシャイ(Shai)ちゃんを出産した大坂は、メンタルヘルスにも苦しみ、昨年9月を最後に試合に出場していないが、46位の特別ランキングを持っている。特別ランキングは女子テニス協会(WTA)が産休から復帰した選手に適用する制度。
また、グランドスラム通算22勝を誇るナダルはけがのため今年の全豪オープンを最後にプレーしていないが、9位のプロテクトランキングを有している。
有力選手ではニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)やエマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu、英国)の名前がリストになかった。
元世界13位のキリオスは1月に膝の手術を受けた後、手首の負傷によりウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)での復帰を断念していた。全豪の大会ディレクターを務めるクレイグ・タイリー(Craig Tiley)氏は先ごろ、キリオスが「何らかの形」で全豪に登場するとし、ワイルドカード(主催者推薦)が与えられる可能性があると述べていた。
18歳で2021年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)を制したラドゥカヌも、両手首と足首の手術を受けて4月から戦線を離脱。今月マカオで開催されるエキシビション大会の出場は取りやめたが、復帰の目標を年明けに定めていた。
プロテクトランキング103位のラドゥカヌはエントリーリストから外れたため、本戦出場には予選を突破するか、他の選手の欠場を願うことになる。ラドゥカヌもワイルドカードを獲得する可能性もある。
ワイルドカードは地元オーストラリアの選手に与えられることが多いものの、前日発表された第1弾の7人には、2018年大会女王キャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)が名を連ねており、4年ぶりの全豪出場が決まった。
家族を持つため2020年の全豪をもって引退していたウォズニアッキだが、8月のナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2023)で現役復帰を果たし、3年ぶりのグランドスラムとなった全米オープンでは16強入りを果たしている。(c)AFP