杭州のスマートアジア大会がイノベーションの力を顕示
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【12⽉10⽇ Peopleʼs Daily】9月23日に開幕した第19回アジア競技大会(19th Asian Games、Asiad、杭州アジア大会)は中国の科学技術の革新を知るための窓にもなった。
黄竜スポーツセンター内の情報センターでは、大型モニターに会場全体の運用状況が表示され、係員が全会場の各種データをリアルタイムで収集することで管理効果を高めた。ヨットレースでは、気象部門がAIを組み込んだスーパーコンピューターを利用して100メートル間隔の気象数値モデルを構築した。予報にかかる時間は従来の9時間から4時間半にまで短縮され正確さも格段に向上した。
大会メイン競技場の杭州オリンピックスポーツセンター競技場の「大蓮花」では、大会オンライン指揮プラットフォーム、デジタルスマート気象プラットフォーム、スマート救急医療保障システムの複数のプラットフォームによるスマート化運営が実現した。
紹興市(Shaoxing)は大会会場にスマート遠隔医療救急システムを配備した。5GとARを利用することで、現場の医師と他の病院の専門医との協働診察が可能になった。現場医師の一人は「5G・ARゴーグルを利用しての、遠隔の専門家も立ち会っての医療の提供が可能になった」と説明した。
浙江省(Zhejiang)の多くの地区で杭州アジア大会の聖火リレーが行われたのは9月8日から20日にかけてだった。現実の聖火ランナーだけでなく、スマートフォンを利用することで世界130以上の国と地域からの1億人以上が「デジタル聖火ランナー」として参加した。
杭州アジア大会の競技成績発表類、競技管理類、競技サポート類の三大コアシステム群が稼働を開始したのは9月13日だった。システムが所管したのは54の競技会場およびメディアセンター、選手村、情報技術指揮センターなどで、40以上の国と地域から集まった10万人以上の登録ユーザーへのサービス提供だった。
杭州市(Hangzhou)はクラウドコンピューティングを利用して計算力資源を柔軟に調整し、アジア大会の組織と運営を全面支援した。アジア大会で初めてのコアシステムの「100%クラウド上」が実現した。
また、クラウドを利用した配信では、アジア大会の中継信号は杭州を出発点に、ミリ秒級の遅延でアジアさらに世界に向けてリアルタイムで中継されることになった。
杭州アジア大会の開催地の一つである湖州市(Huzhou)では、さまざまな感知装置を搭載した自動運転バスが運行し、会場周辺の移動効率を高めた。
アジア大会選手村のスマート監視センターでは、「デジタルツイン」のリアルタイム大画面表示が導入された。また、国網浙江電力はスマート技術の応用を積極的に推進し、選手村の基幹電力網のホログラフィックデジタル化表示を実現し、送電網の安定運営の水準を高めた。
杭州市は「中国の特色、アジアの風采、精彩あふれる」スポーツの祭典の実現に全力で取り組んだだけでなく、最新のデジタル化とスマート化の応用シーンで世界の注目を集めることになった。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News