【12月6日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は5日、同国への支援継続を訴えるため米議員の機密ブリーフィングでオンラインで演説する予定だったが、直前になり中止した。

 ゼレンスキー氏は、ウクライナへの600億ドル(約8兆8000億円)超の支援に関する6日の審議を前に、議員らにロシアによるウクライナ侵攻の戦況を報告し、予算の承認を呼び掛ける予定だった。

 ホワイトハウス(White House)は議会に対し、ウクライナ支援予算は年末までに払底する見通しだとするとともに、議会が支援継続を承認しなければロシアが軍事侵攻で勝利を収める可能性があると警告している。議会では、数週間にわたり審議が難航している。

 民主党上院トップのチャック・シューマー(Chuck Schumer)院内総務は、「直前」になり問題が発生したためゼレンスキー氏が出席できなくなったと説明した。ブリーフィングは行われたものの、議論は紛糾した。

 ミット・ロムニー(Mitt Romney)上院議員(ユタ州選出)は、ウクライナ支援はメキシコ国境における移民危機への対応を条件に行われるべきだという要求が聞き入れられなかったとして抗議し、複数の共和党議員と共に離席した。

 共和党の上院議員らは、ジョー・バイデン(Joe Biden)政権が、移民制度改革と国境警備強化に取り組むなら、ウクライナへの追加支援を承認するとしているが、民主党はこれに反対している。(c)AFP/Frankie TAGGART