【12月5日 AFP】来季限りでの現役引退を表明している男子テニス元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は4日、来月の復帰戦を前に、自身に対して「特に何も」期待しないようにすると明かした。

 股関節のけがで今年1月を最後に戦線から遠ざかり、現在は世界664位まで後退している37歳のナダルは、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)の前哨戦として行われる来年1月のブリスベン国際(Brisbane International 2024)で現役最後のシーズンをスタートさせる。

 この日、ソーシャルメディアに投稿した動画では「準備は整っていると思う。全てが順調に進み、コート上で楽しめる機会がもたらされると確信しているし、そうであることを願っている」と述べると、「自分に対して特に何も期待しないようにする。キャリアを通じて自分に求めてきたことを、今は要求しないようにしている」と続けた。

 四大大会(グランドスラム)の優勝回数は、通算22勝を誇るナダルが欠場している間、世界1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に歴代1位となる24勝に更新された。ナダルは最多14回の優勝を果たしている全仏オープン(French Open)に向けて、オーストラリアで最高レベルのプレーを取り戻すことを目指す。

 来季は四大大会だけでなく五輪も控えおり、2008年北京五輪ではシングルス、2016年リオデジャネイロ五輪ではダブルスで金メダルを獲得しているナダルにとって、現役最終年は忙しいシーズンになるとみられる。

 ナダルは「今は状況が全く違うし、自分は現在未知の領域にいる」とし、「これまでの人生において、自分に最大限のことを要求するように心掛けてきた。今、心から望んでいるのはそうするのではなく、最初はかなりの困難が待ち受けていることを受け入れ、自分に必要な時間を与えることだ」と述べた。(c)AFP