【12月5日 Xinhua News】中国の動画配信大手、嗶哩嗶哩（ビリビリ）が11月29日に発表した2023年第3四半期（7～9月）決算（未監査）は、売上高が前年同期と横ばいの58億元（1元＝約21円）、営業利益が38％増の15億元で、売上高総利益率は18・2％から25・0％に上昇した。調整後の最終損益は8億6350万元の赤字で、赤字幅は前年同期より51％縮小した。

　デイリーアクティブユーザー数（DAU）は14％増の1億300万人、月間アクティブユーザー数（MAU）は3億4100万人と過去最多を記録した。ユーザーの1日当たりの利用時間は100分を超えた。

　陳睿（ちん・えい）董事長兼最高経営責任者（CEO）は「第3四半期はコミュニティーの成長と商用化の発展が好循環を実現した。ユーザー数とコミュニティーの活発度も大きく向上し、DAUは1億人を突破、1人当たりの利用時間も過去最長を塗り替えた」と指摘。さらにコミュニティーの成長と商用化の効率改善は広告収入（前年同期比21％増）と付加価値サービス（VAS）収入（同17％増）の急増に直結した。売上高総利益率も18％から25％に改善し、5四半期連続で上昇。とりわけ、試練に満ちた市場環境でプラスの営業キャッシュフローを実現したことは注目に値すると説明した。今後も引き続きユーザー数の増加とコミュニティーの質の高い発展を推し進め、商用化の能力と経営効率を高め、ユーザーとクリエイター、協力パートナーのために多くの価値を生み出していく自信があると語った。(c)Xinhua News/AFPBB News