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【12月03日 KOREA WAVE】韓国・浦項(ポハン)で昨年3月、タクシー運転手が目的地を聞き間違えて違う方向に走り出したため、乗客がドアを開けて飛び降り、後続の多目的スポーツ車(SUV)にはねられて死亡する事件があった。現地検察は、タクシーとSUVの運転手2人を交通事故処理特例法などの罪で起訴したものの、一審では無罪が宣告された。

事件は昨年3月4日午後8時45分ごろ、浦項駅で20代女性がタクシーに乗った。運転手が目的地を間違えて別の方向に走ると、女性はドアを開けて飛び降り、後から走ってきたSUVにはねられて死亡した。

タクシー運転手は普段、聴力に問題があったにもかかわらず、十分に検査を受けてこなかったという。SUVの運転手は不注意を指摘され、ともに起訴された。

大邱(テグ)地裁浦項支院はこのほど判決公判を開き、2人について「乗客が飛び降りる事態は予見できず、事故を回避するのが難しかった」として無罪を言い渡した。大邱地検浦項支庁は「運転手が注意義務を疎かにしていなければ、事故は防げた」として、直ちに控訴した。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News